医療倫理について
医療倫理とは何を考えることだろうか
何が正しく、何が間違っているか
どんなことが善いことで、どんなことが悪いのか
どういう選択が適切で、どういう選択が不適切なのか
どんなところに倫理問題があるのか
何かもやもやしたものが残る。対応に苦慮する。何か感情的になってしまう。
そのようなところに倫理問題が含まれている。
考えても結局すっきりした結論が出ないので、気がめいる、敬遠したくなる。
なぜ医療倫理が必要なのか。
倫理的に正しいという信念は、もっともな理由(good reasons)に基づいているべきである。
長年の経験から正しいと言うのではなく、合理的な思考と説明が必要だという考え方である。
倫理問題に対する合理的アプローチは、根拠に基づく医療(evidence based medicine)との双子である。
医療倫理の4原則
(1)自律尊重原則
自律的な患者の意思を尊重せよ。
(2)無危害原則
患者に危害を及ぼすことを避けよ。
(3)善行原則
患者に利益をもたらせ。
(4)正義原則
利益と負担を公平に配分せよ。
(いろいろな考えがあり、そのアプローチの方法も様々である。)
医療倫理ガイドライン作成など、何に取り組むか
医療倫理委員会のあり方
臨床研究に関するガイドライン
エホバの証人輸血拒否に関する対応
インフォームドコンセントについてのガイドライン
終末期医療に関するガイドライン
DNAR指示について
身体拘束についてのガイドライン